開高健のいる風景 (長靴を履いた開高健)

学生時代に、開高健に出会い、作家?開高、人間?開高を“鑑賞”しつづけてきた著者だからこそ知る、酒、食、女、釣り、妻、死生…。開高作品の秘密を知る上でも、これから読む人にもおすすめ!

単行本: 256ページ
出版社: 集英社
言語 日本語
ISBN-10: 4087812669
ISBN-13: 978-4087812664
発売日: 2002/6/26
商品の寸法: 19 x 13 x 2.2 cm

開高健のいる風景

長靴を履いた開高健

釣り師、開高健とはどんな人物だったか? 国内はもちろん世界中の釣り場を一緒に旅した同伴者たち33人に取材し、釣り師?開高健の素顔に迫る異色の評伝。ベトナムでの親友?秋元啓一カメラマンの遺族や、アマゾンやアラスカ、モンゴルへ一緒に旅した高橋舜カメラマン、担当編集者たちや、百戦錬磨の釣り仲間たち。彼らの証言から、本人の作品からは見えてこない、人間味あふれるこの作家の姿が浮かび上がる。

文庫: 344ページ
出版社: 朝日新聞出版
ISBN-10: 4022616660
ISBN-13: 978-4022616661
発売日: 2010/5/7
商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm

長靴を履いた開高健 (朝日文庫)

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Posted in 評論・文学研究

5 Responses to “開高健のいる風景 (長靴を履いた開高健)”

  • konny より:

    ゆっくり読みたい本です。
    今まで知らなかった開高健に会えるかもしれません。
    ともすると同じ話しばかり聞かされる事が多く有ると不満なあなたへ。
    一読の価値はあります。
    夜寝る前に毎日ゆっくりゆっくり読んでいたい、そんな本です。

  • ゆっき より:

    いつもだったら半日で読み終わる??????(頁数)なのだが、中々読み進めない! (流し読みできない)
    文章は読みやすい(当然面白い)のだが、一話読む度に立ち止り、昔を思い出し感傷的になる。
    一文一文が強く海馬を刺激し、懐古的憧憬に脳と心が支配される。

    開高大兄の?????????な魅力を再認識できる一冊、開高???なら思わず???とする???が満載で、久しぶりに本棚に眠った大兄の本を取り出したくなった。

    中高生の僕にとって、(強い憬れとともに)様々な意味で影響を与えてくれた人物「開高健」
    文中に、大兄が37歳で経験した「完璧な、どこにも傷のない、稀な一日」の件を読み、その時の大兄に近い年齢になった今の自分を省みれば、未だ何も見つけていない事に焦燥感も覚える、しかし、今一度、初心に戻り、自分なりの「完璧な、どこにも傷のない、稀な一日」を探し求めてみたい。

  • ガジェットフェチ より:

     ナイトキャップ本として、旅のポケット本として読んできた開高健。自由な大人の遁走曲の背後に、海中に沈んだ氷山が沈潜していた。あっけらかんと見えて、どこか何かに駆られ憑かれたように、幻の魚を求め大陸を駆け回った男。彼の心の奥にあったもの。それは何か、菊谷氏の物語を通して、それを微かに読み取れる気がする。
     伴奏によって味わいが深まるのは、本物の証。もちろん伴奏の方も。これはまさにそうした本だ。

  • SEABAT より:

    開高健は

    (1)何よりもまず、小説家であった。

    (2)優れたジャーナリストでもあった。

    (3)コピーライターという言葉が定着する前に、最高のコピーライターだった。

    (4)「食」「酒」「パイプ」を愛するグルマンでもあった。

    (5)そして、釣り師であり、ナチュラリストであり、旅人であった。

    本書は、’(5)についての、通史と言える名著である。

    圧巻は第15章(pp.145-151)。
    『オーパ!』の取材メモが、死後、見つかったのである。
    開高健ファンなら、取材の際に開高がメモを採らないスタイルを貫いたことを知っていよう。
    しかし、8穴バインダー式、ポケットサイズの黒い手帳に、47枚のリフィルが残されていた。
    カバー表紙裏の写真、本文(p.149)の写真を、とくと御覧いただきたい。
    コペルニクス的大発見である。

    是非、『続編』を拝読したい。期待しております!

  • コウガ より:

    本書の白眉は、開高健の最高傑作『夏の闇』に登場する「女」のモデルに関する記述である。

    開高健との会話で、著者は「女」が佐々木千世であることを確認する。
    また著者は昭和45年3月24日付け朝日新聞夕刊で、佐々木千世(当時37歳)が都内で交通事故死していたことを確認する。

    しかし佐々木千世がドイツから帰国して、亡くなるまでのいきさつは『藪の中』だ。
    開高健が著者に語ったことと、著者が友人であるエッセイストを通じて知り得た情報とが、矛盾するのだ。
    (詳細は本書を読まれたい。)
    開高健の死後、刊行された『花終る闇』(未完)では、「女」(加奈子という名前が与えられている)と主人公が再会する場面で終わっている。

    果たして、現実には開高健は佐々木千世と再会していたのだろうか? していなかったのだろうか? 
    仮に2カ月も前に帰国していたとするなら、再会しないほうが不自然ではないだろうか?
    私は本書を繰り返し読み、この問題を考え続けている。「闇三部作」が完成しなかった理由に深く関わっていると思う。

    本書には、他にも、『流亡記』が生まれたきっかけ、女優ブルック?シールズとの邂逅など、30年を超える開高健と著者の交流が描かれている。貴重な本である。


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